まず、留学する人とは、もともと日本の大学でも優秀だった方が、ドイツ、イギリスなどに渡り、素晴らしい先生方に師事し、多くのコンサートの機会を与えられ、或いは、自主的に催し、演奏していること。
そして、おそらく、本人の意思と先生の薦めにより、数々のコンクールに出場していること。
必修、単位の関係で組まれていると思う。
昨日の演奏を通し、感じた事は、正直、最初は、演奏者の経歴を見ないで聴いていたのだが、この人の弓の使い方、腕の使い方は、素晴らしい、と感じた方は、それぞれ、ドイツの音大に留学し、研鑽を積んだことが書かれてあった。
以前にも感じた事だが、ヨーロッパの奏法は、身体の使い方が、本当に理にかなっていると感じる。
それは、「ヘンデル」や「タルティーニ」に始まり、「ラベル」にいたるまで。
みな、そのことにより、表現力の幅が広がり、弓の歌いまわしが上手い。 どんな速度、強さにも対応出来ている。
また、演奏以外の感想としては、皆、MCが非常に上手い事。
この曲は、どのような曲で、作曲者が、どんな想いで作ったのかを、的確に、分かり易くまとめ、それを、ただ棒読みではなく、演奏と同じように、観客に、うったえる様に、説明している事。
この点は、多いに勉強させられました。人様に説明し、ましてや一度に、多くの人様に説明する場合に。
話し方、口調、声の温度、それに対する周りの温度、様子など、非常に気を配らなければならないし。
慣れないと、口先だけになったり、早口になったり、自分でも何を言っているのか分からなくもなるし。
改めて、MCの勉強の大切さを実感致しました。
会場の作り方にしても、お客様が安心して入れるような雰囲気が大切である事。スタッフの気配りの良さ、感じの良さなど、笑顔で迎えていること。
配置転換のスムーズさ。 ← 慣れないと、結構てこずる場合が多い。
以上を踏まえ、私自身、色々な意味で、まだまだ足りない部分が多いなあ、出来るようにしなければと思った次第で御座います。
にほんブログ村